2016年8月27日土曜日

メダル121個のアメリカを支えた医師団。

ついにリオのオリンピックが閉会し東京にバトンが渡されました。

日本チームのメダルも41個の大奮闘でしたが、何とアメリカチームは121個!! 

強烈な強さで圧倒的一位。世界トップのアスリートが最も在籍する国という事です。さてそんなアメリカチームが残した偉大な功績は実はメダル数だけではありませんでした。

人類史上の歴史に残る偉大な決断をしてリオ五輪に参戦していたのです。

今回アメリカ、オリンピックチームはスポーツカイロプラクターを医療主任として医療チームのトップに掲げての医師団を同行したのです。

これはカイロプラクティックを知らない方には全く理解ができない内容でしょう。

チームに『カイロプラクティックが引率した』とか『連れて行ってもらった』と勘違いされる事もありますが、これは全く事情が違います。

日本でも鍼灸、マッサージ、トレーナー、柔道整復師などの医師以外の医療従事者が引率した話は聞きますが、『引率』ではなく医療の主任とは全ての医師の長として医師(MD)の代わりトップに立つことを意味するのです。

 スポーツ カイロプラクティック(DC)が 整形外科などの医師(MD)の上に立ちオリンピックの医療を引っ張る時代が来るとは誰が想像したでしょうか?

日本では想像もつきませんが、現在のアメリカでこれくらいスポーツカイロは力を持ち医療現場で認められて来ています。 しかし残念ながら一般的なカイロプラクティック(DC)が認められたのかと言えばそうではなく、一部のスポーツカイロ(CCSPDACBSP)が認められたと私は解釈しています。

アメリカを始めとした英語圏のソーシャルメデイアではこの件について様々のDCが喜びの声で記事やブログを書いています。

『カイロは神経学の専門だからアスリートのパフォーマンスが出て当然だ』

『背骨の動きとスポーツは関係がある』

『骨盤が動かなければ体の安定感がでない』

どれもカイロプラクター達のコメントで喜びがある事は間違いありません。

しかしながら記事を読めば読むほどカイロプラクティックとスポーツカイロの温度差を感じずにはいられず、この業界でコメントできる数少ない日本人として、少しでも多くの医療関係者に事実を伝えたいと思い今回の記事を書いています。

 ではなぜ私の意見は偏りが少なく、スポーツカイロとオリンピック医療について公平な判断ができるといえるのか。そんな事はもちろん言い切れませんしこれも私の意見です。

 しかしながら、アメリカのスポートカイロ業界は私と大学からの友人達の多くが所属する団体であり、毎年のコンベンションはほとんど仲間の同窓会の様なイベント。全米オリンピックに関連するスポーツカイロドクターの多くは友人達で、今回も前回もオリンピックに同行するドクター達ほぼ全員が仲間達なのです。アメリカの大学を卒業した日本のDCや、アメリカで開業している一般のアメリカ人DCに比べ私の方が内部情報には多少詳しいはずです。またオリンピック関係DCの8割は私の母校であるSCUHS(南カリフォルニア健康科学大学)の卒業生なので彼らとはカイロプラクティックについての考え方なども非常に共感することができるのです。

さて、今回スポーツカイロがこの立場に抜擢された理由ですが単純に
医学的な診断に基づいてできる限り手術、注射以外の治療法を行なうことです。

結果として医療費は下がる、回復も早い、体の機能性を治す事ができれば怪我の再発も防げることにつながります。ついでに手技治療は副作用がなくメンテナンスも可能ですし、パフォーマンスを上げる事も証明されています。

つまり今まで医師(MD)がしてきた事と同様に医学的な診断を行うのですがマネージメント、処置、治療が違うとの事でこの地位に抜擢されたのです。

何よりも一般のカイロプラクティックを学んだだけならではスポーツ障害の診断は難しいでしょう。トップのスポーツカイロドクターを排出し続ける私達の学校でさえ一般的なスポーツ障害しか学ぶ事はありませんでした。比較的新しい教育を受けた私ですら最新のスポーツ障害に対しての診断力、マネージメント方法は卒業後の専門のトレーニングやオリンピックセンターの仲間から学ぶ必要があったのです。
これは学校レベルの教育ではとてもスポーツの現場で活躍できる知識は学べない事を意味します。特殊な教育を受ける必要があるのです。

当然ですがスポーツドクター(医師)や体の部位に特化した整形外科医(MD)達は最高の診断力を持ちます。肩の怪我に対して肩専門の整形外科医よりも知識を持つドクターはいないでしょう。しかしスポーツカイロもそれに近い診断が現場でできなければこの地位は獲得できない事は言うまでもありません。

医学の共通言語が使えなければ医師(MD)に認められる事は無いのです。

昔ながらの独自のカイロ哲学、カイロ世界観で医学、医師もオリンピック委員会も説得できないのです。

治療に関して少し触れると軟部組織の適確な治療、リハビリができずにアスリートの治療など不可能です。一般的な背骨の矯正主軸、医学的な診断を無視したカイロプラクティック的診断ではこの任務は務まらないのです。

残念ながらこんな臨床は昔のカイロプラクティックからしてみると
『西洋医者のマネカイロ』としか見えないでしょう。

実際にカイロの独自性、哲学が無いなどの話もよく聞きます。
『カイロプラクティック』をしたくないのならカイロプラクター(DC)でなく西洋医(MD)になれば良いとの話を実際にされるDCは日本だけではなく、アメリカにも少なからず存在します。

嬉しいニュースですが、同時にアメリカのスポーツカイロと昔ながらのカイロプラクティックがどれくらい温度差があり、診察、診断力、そもそもの診察内容が違うのかが分かっていただけるかと思います。

そしてカイロプラクティックとは免許であり、その中にはスポーツに特化した、筋肉骨格系の治療に特化したそんな分野も存在するのです。

今後のアメリカだけではなく日本にも必要な分野はこのスポーツカイロプラクティックが行う医療と私は確信しています。

医師(MD)と同様に医学的を行いできるだけ手術、注射を避けて医療費をさげ予後が良いのであれば必要無い人などいないはずなのです。高齢化社会でも同様です。アスリートでなくても手術、注射をできるだけ避けた医学的なアプローチを必要としているはずです。

最後になりますが、スポーツの基本は最強チームから学ぶ事です。

最強アメリカチームの医療を日本が取り入れ東京五輪でトップクラスのスポーツカイロが活躍することができればきっと多くのアスリートが助かり、メダル数にも関係が出るかもしれませんね。

最後になりましたがリオオリンピックにアメリカチームから私のクライアントは3人出場。何と私の人生で初のメダリストが誕生しました。
スポーツカイロプラクティック業界だけではなく、私自身もとても思い入れのあるオリンピックだったのです。


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2016年6月16日木曜日

カイロプラクティックは骨の専門?

ついにニューヨークは夏です。

アメリカでも日本でもカイロプラクティックについての誤解が大きい様です。
こんな話を耳にし次第できるだけブログや情報として日本語で世界に発信し少しでも世界の役になればと思っております。

先日、私の患者様が通っているエクササイズクラスで先生にカイロプラクティックのご紹介をしたところ、


カイロプラクティックは骨の専門』


なので、骨しか治療しないと言われ驚かれたそうです。

これは本当ですか?との質問でした。。。


これは単純に間違いです。100%間違いです。

州によっても違いますが、私が診療を行うニューヨークではカイロプラクターは骨折の治療は行いません。レントゲン、MRI, CTを使って診断を行いますが骨折が見つかればそれを治療、処置する専門医にお送りするのです。

また肩の脱臼ですらニューヨークでは整復を行いません。これは個人の技術ではなく法的に何をしていいのかがはっきり決められているのです。

ですので『骨の専門医』はむしろ整形外科医でありカイロプラクティックではありません。

ではカイロプラクティックは何をするのか?

『筋肉骨格系の症状を診断治療』 する専門 医です。


必要に応じてレントゲン、MRI, 血液検査、理学検査を通して診断を行い、
これを主に薬、注射、手術以外の方法で治療を行います。

関節、筋肉、靭帯などむしろ『骨』よりもそれ以外の治療を行うことがほとんどです。

軽い疲労骨折やMRIによって確認できる骨の多少の問題点などは診療を行いますが、
はっきりとした骨折は取り扱わないのです。

その代わり手術、薬、注射以外の方法で骨折以外の筋肉骨格系症状は腰痛、首の痛み、頭痛はもちろん、膝、足首などなどもカイロプラクティックの大得意分野なのです。

もう一つ付け加えると州によっては背骨の周囲の症状(腰痛、首の痛み、頭痛など)に治療を限定されている州がアメリカにもまだ存在しますが、これでも決して

骨の専門ではありません。

治療するのは筋肉、靭帯、関節などで脊椎の骨折に関しては専門医、整形外科にお任せするのです。


残念ながらカイロプラクティックは日本では医療として認められていません。
なのでアメリカにみえたばかりの日本人の方は

『なんでカイロプラクティックがドクターなの?』


と素朴な疑問を持たれることも多い様です(涙)。

骨とか筋肉の治療内容ではなく、カイロプラクティックの医師免許/ドクターライセンスの存在から伝えなければならないのです。

逆にアメリカ人の患者様はある程度知名度があるので特に説明の必要はありません。

こんな治療が日本にも定着すればどれだけ多くの方が助かるのかといつも考えてしまいます。アメリカ全土に広がり市民権を得ている治療法なだけに症状によっては大変効果的な治療法なのです。

そんな流れを起こすために日々努力をしています。



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2016年2月13日土曜日

NHKクローズアップ現代 ”肩こり解消”で思わぬ被害!?を見て。


クローズアップ現代で『肩こり解消で思わぬ被害』の特集があったこともあり、様々な意見が飛び交っているようです。

日本の鍼灸、柔整、マッサージ、カイロプラクティックなどなど様々な業種に友人がいるので、それぞれの方のフェイスブック コメントを興味深く読ませていただきました。 

せっかくなので個人的な意見を。。。


今回はアメリカ在住なことも関係し言いたい放題なのでご了承ください。

まず日本に
Q  有資格、無資格を問わずなぜその様な事故を起こす様な医療職種が存在するのか? A  国民に必要とされているからです。


事故が注目されてばかりでしたが、そもそも需要と供給であり、国民に必要とされ成り立っているのです。

これが全てなくなり、病院以外で治療が受けられなくなればどれだけの人が困るか、医療費も一気にパンクですね。 

そして何よりも腰痛や肩こりで病院『整形外科』を受診した際にどの様な治療を受けることになるかは実際に受けた方の ご意見を参考にしてください。

アメリカでは『整形外科医』は大変尊敬されるスペシャリストで手術の専門(外科の字の通りですが)、私たちが 治療できない、手術適応の症状を專門に治療を行う医師です。

しかし、一般的に腰痛などで手術を必要とする症状は全体の数%のみ。

しかも詳細は避けますが手術後の予後が良いかというと そうでも無いとのデーターも沢山あります。 

では一般的な手術が必要ない、95%以上の腰痛、肩こり、首の痛みなどに対してはどの様な治療が必要なのか?


1、治療の前に病態を把握する医学的な診断が必要です。 

2、生活習慣などの症状を起こした原因を知ること。 

3、機能運動性を回復させるための手による治療、リハビリ。

 が必要なことです。

 これを現在の日本の医療システムにおいて行う医療機関が無いために、枝葉の治療を求めて民家療法に患者様が集まることが これらの事件を引き起こす根本的な原因と私は考えています。 

今回の特集は事故、被害に焦点を当てて報道されましたが、医療機関で事故、被害は残念ながら避けては通れない道です。

アメリカでは医師は患者様と話をする前に数億単位で保障される医師のための『医療過誤保険』に入ります。 どれだけ医療の訴訟が多いかが分かっていただけるかと思います。

もちろん私も入っていますよ。
学校の授業中にも冗談ですが『医療過誤の保険無しで、患者に指一本触れないこと』などと習いました。 

さて日本も同様で、薬の副作用、手術後の後遺症、誤診など様々な医療過誤問題が存在します。

医療の訴訟もアメリカほどではありませんが、沢山起こっています。

市販の薬ですら副作用があるので、処方箋を必要とする薬での副作用を語る必要もないかと思います。 

しかし、日本の大きな問題はここにあって、そもそも医療行為でない民間の人たちが行えば 『医療でないのでただの傷害』になってしまうのです。 医師が行う『医療ミス』などとは大きな違いがあります。 


そしてあまり話したくはありませんが、国家資格が存在する、専門医として認められている アメリカのカイロプラクティックでも残念ながら事故は起こります。

レントゲンに写った問題点を見逃して誤診することもあるでしょう。

ただ、訴訟の際に重要視されるポイントは医師として全力で、的確な判断を現場で行ったのかどうかが大切なのです。 

番組では『首への回旋を加えた治療?行為』が指摘されていましたが、正しく行えば非常に効果的な治療法です。
頭を打った後などに起こる脳の外傷である『脳震盪』の後ですら安全に行えば効果的だと医師のガイドラインにも書かれています。それもカイロプラクティックのガイドラインではなく医師会のガイドラインです。

そんな安全な方法でも素人が真似をすればプロレスごっこになってしまうことは間違いありませんし、簡単に事故につながるはずです。

事前のレントゲン、理学検査を怠れば脊髄損傷くらいは簡単に起こることが想像できます。 

あまり考えたくありませんが、今回の様な事故がアメリカで専門医が行って起こったのであればどうなるのか考えてみましょう。

まず治療行為の前に正確に診断ができていたのかが問題になるでしょう。
今回の様に、脊髄損傷であれば施術直後に症状が発症したのかは因果関係を示す大切な情報になるはずです。 その日の夜や次の日に症状が発症したのであれば因果関係は薄いかもしれません。 この辺りは專門の整形外科医師、神経科の医師、カイロ医師などを集めて様々な角度から脊髄損傷がどの様なメカニズムで起こったのか、どの位の期間問題があったのかなどが論議されるはずです。
年配の方が徐々に症状の悪化を訴えていたとなれば因果関係は難しいかもしれません。

今回のお話によると、術者は事前に60歳近くの患者様でシビレがあるにも関わらず首のレントゲンすらを撮っていないので、 アメリカでは残念ながら医師に勝ち目は少ないかもしれません。高額な支払い能力を持つ保険に入っていることを祈りましょう。

手にシビレを持つ年齢50歳以上の患者様のレントゲンを見ずに頚椎の矯正を行うのはアメリカ、カイロドクターとしては無しです。

なので番組で整形外科医が憤慨するのは最もな事です。


しかしこれらの現実を踏まえても私は言わなければいけない事があります。


機能運動性を治す手技治療は日本の将来に絶対必要な治療法です。

正しく行えば大変効果的で、筋肉、骨格系の構造的な症状に対して世界で最も優れた

治療法のひとつです。


現在アメリカのオリンピック施設で医療主任としてスポーツカイロ医師が取り仕切り医療を行っています。

理由は簡単、トップのアスリートができるだけ手術、薬、注射を避けて、MRI,レントゲンを最小限に抑え 医療費を安く結果を出す医療を行うからです。
そして繰り返しますが、世界で最も効果のある治療法なのです。

現在の医療費問題を抱える日本にこそ必要な医療なのです。

アメリカで最も優れたアスリートを治療する医師たちがスポーツカイロというだけで十分ですが、 こんな医療が日本で受けられないという現実があってはいけないのです。 

よく考えてみてください。 

30年続く腰痛が薬で治りますか?

注射で治りますか?
長期的な改善は難しいことは誰もが知っています。

だから国民はそんな事故の恐ろしい話を聞いても民間の カイロ、整体に通うのです。
藁をもすがる思いで来院されるのです。

手技療法をやっている方は知っていますが、劇的に良くなる人が沢山見えるのです。
これは当然です。腰痛などには最も効果が高いと世界で認められた治療法なのですから。

体の機能運動性を正しく改善し、的確なリハビリ、生活習慣を変えれば人生が変わるほど症状改善ができる 医療が世界にはあります。

それをわかって日本で頑張って伝えている方も沢山見えます。

そんなやる気のある人達と力を合わせ日本の医療を変えたいと思っています。

本物の医療をアメリカから届けて日本の治療業界を世界レベルするのです。


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