ランニング前のストレッチは無駄 ニューヨーク カイロプラクティック的な考え
私のクリニックではプロ、アマを問わずアスリートを治療するので、
ストレッチについての質問を良く受けます。
今回は最も一般的なスポーツであるランニングについて、良く聞かれる質問についてです。
Q、『ランニングの前はどんなストレッチをしたら良いですか?』
A、『ランニングの前にストレッチはいりません。』
これを聞くとハムストリングのストレッチを期待していた患者様は大変驚くのですが、
実は私達、ドクターの間では常識で、
もう相当前からいろいろなリサーチ、研究によってランニングの前のストレッチは
『怪我の予防に全く効果がない』ことが明らかになっています。
さらに、ランニング前にストレッチをした場合の方が怪我につながるとの研究もあります。
なので、現代医学では、はっきりとランニングの前のストレッチは必要ないとされているのです。
そもそもストレッチで筋肉を伸ばせば可動範囲が広がるので怪我の予防にながるというのがストレッチの発想なのですが、ランニング中の怪我はほとんどの場合、関節、筋肉が最大に伸ばされている状況では起こりません。
筋肉が長くなりながら力を発揮する、難しい言葉を使うと、伸張性収縮の時に怪我が起こります。
つまり、静的なストレッチとはあまり関係がないのです。
かといって朝起きて、いきなり全力疾走も良くありません。
軽く歩く、ジョギング等の動きを入れる運動がおすすめです。
これはいわゆる『アップ運動』であり、怪我の予防にも効果があります。
なので、ランニングの前は軽いアップのウオーキング、ジョギングで体を動かしてから
行う事がお勧めです。
ランニングの後のストレッチは大切です。
壊れた筋肉が癒着するので、適度な一般的ストレッチでこれを予防しましょう。
また機会をつくって簡単な運動もアップできればと考えています。
Happy Running!!
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