2012年12月12日水曜日

まっすぐな背骨とカイロプラクティック

『背骨をまっすぐにするって言われたら治療を断ろうと思っていました』

これは先日来院された患者様のコメントです。

なかなか私達のカイロプラクティックを理解している発言です。

背骨が曲がっている、骨盤が曲がっているので治すのがカイロプラクティックとの概念はアメリカでは時代遅れです。

昔はレントゲンで背骨の曲がり具合を指摘し、それを治すのが主流でした。

私たちもレントゲンは必要に応じて撮りますが、これは医学的な診断が目的であり、
背骨のズレを確認するためではありません。

私の父、先代がアメリカの大学で教育を受けた時もその風習は残っていましたが、それほどではなかったそうなので、35年くらい前に、私の母校(南カリフォルニア健康科学大学)ではその様な教育は行われていなかった様です。

そもそも骨を動かすのは筋肉です。良い姿勢でレントゲンを撮れば背骨は良い姿勢で映りますし、背中を丸めたり、首を曲げたりして撮れば曲がって映ります。

レントゲンは骨の影絵みたいな物なので当たり前ですよね。

では何が大切なのか?

見た目ではなく、機能です。

『関節が正常に動くのかどうか?』

これが重要な治療のポイントです。

そして、それを動かす筋肉の働きも重要。

単純に背骨がまっすぐだから良い。曲がっているから悪いとは言えないのです。

まっすぐではなく、機能性が重要なのです。


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2012年12月8日土曜日

ニューヨーク ジャピオン取材

ニューヨークジャピオンさんに取材を受けました。

タイトルのキーワードは悩んだのですが、『健康』についてお話をさせて頂きました。
もちろん整体、カイロプラクティックについての話をしようかと考えたのですが、あまり面白みが無いのでやめました。

そして健康という一般的なトピックをアメリカでのカイロプラクティックドクターの視線からお答えさせていただきました。
編集の方の実力もあり、なかなか解りやすい内容に仕上げて頂きました。
編集の方の最後のコメントも上手くまとまっていて気に入っています。

ニューヨークの方は是非見てみてください。

日本の方は見れないので、リンクを貼っておきます。

ニューヨーク ジャピオン あの人のキーワード

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2012年5月15日火曜日

デスクワークと腰痛 ニューヨーク ジャピオン記事 第4回

デスクワークの人が腰痛になりやすいのはなぜですか?
最大の原因は、基本的に同じ姿勢で座ったままなので、椎間板(ついかんばん)や腰に少しずつ負担がかかった状態が続くこと、そして常に決まった筋肉しか使わないことです。
 腰痛は、背骨の関節の動きが悪くなり、筋肉が〝壊れる〟ことで起こります。交通事故などで強い衝撃が瞬時にかかる場合と、弱い力が続けて長時間かかる場合の2通りがあり、デスクワークの人は後者です。短時間の作業では痛みがなくても、5、6時間と続くと体は相当につらい状態になります。

予防する方法はありますか?
仕事で座りっぱなしになってしまう人は、朝、夕、週末などに適度に体を動かすことを心掛けてください。また、デスクワークを30分続けたら、いすから立ち上がる習慣をつけましょう。歩くとさらに効果的ですが、立つだけでも、体への負担は格段に軽減されます。痛みはなくても、定期的な治療を受けることも予防になります。
 いすは、座ったときに足の裏が床にぴったり着く高さが理想です。座るときは、お尻がいすの背もたれに触るまで深く腰掛け、背中を真っすぐ伸ばします。浅く腰掛け、背中を丸くした姿勢は楽な気がしますが、腰の椎間板と筋肉に大きな負担が掛かります。
 座面の沈むいすは、骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなりやすいので長時間の仕事には不向きです。一方、座面が前に傾くタイプのいすは、腰の位置を少しずつ変えられ、姿勢も骨盤がやや前傾する正しい形に近くなるので、腰の負担を減らせます。背もたれと腰の間に入れるクッションは、腰の正しいカーブをサポートしますが、いすの種類や本人の姿勢などによって個人差があります。
 いすは、座ってみて、高さや座面の角度を調整できるかなどを確認して選びます。体をいすに合わせるのではなく、体に合ったいすを使うことが大切です。

スポーツと腰痛の関係は?
ゴルフやジョギング、ウォーキング、テニスをしていて腰を傷めたという人は、スポーツが原因というよりは、体幹(胴体)が弱くて体の安定感がない、背骨の関節がうまく動いていない、筋肉が損傷しているなど、体の状態に問題のあることが多く見受けられます。腰痛の原因は、運動歴や生活習慣を踏まえた上で、触診、整形外科的検査、画像診断などを包括的に考慮しなければ診断できません。単にスポーツをあきらめてしまうよりも、痛みの本当の原因を治療することが長期的には大切です。
 また、運動自体は健康的ですが、フォームや方法を間違えると、かえって害になる場合もあります。正しいフォームには無駄がなく、腰への負担も少ないはずなので、特にスポーツ初心者の人は専門家について習うことをお勧めします。
 靴の選び方も大切です。あまり知られていませんが、土踏まずが低いと、ひざ、股関節、骨盤に影響し、ひいては腰痛の原因になります。ウォーキングやジョギングをする際は、ある程度クッションがあり、土踏まずのカーブをサポートする靴を選びましょう。
 長期的にスポーツを楽しむ鍵は、専門医の正しい診断と治療、正しいフォームや体の使い方、自分に合った道具、そして必要な筋力を補うことです。



やっと4回までアップしました。
改めて見直しましたが、意外に言いたい事がうまくまとめられています。
少しでもアメリカと日本のカイロプラクティックの違いが日本語を読む方に伝わって頂ければ幸いです。

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2012年5月13日日曜日

ニューヨーク ジャピオン 連載 3回目(すっかりアップを忘れてました)

随分と前の話ですが、ジャピオンさんに連載されたコラムの続きを貼付けておきます。

すっかり忘れていましたが、頑張って作成したので内容はしっかりまとまっているはずです。

患者さんも日本語を読む治療家も参考にしてみてください。

なおオリジナルはこちらです。



 妊婦さんに腰痛が多いのはなぜですか? 原因はいろいろありますが、主に姿勢と体重の変化が挙げられます。お腹がせり出し、体の重心が前に移ると、腰が反り、体を支えようとして体幹(体の軸となる部分、胴体)の筋肉が酷使されてしまいます。体重の増加は、腰や背骨の負担を増やします。背骨と骨盤の関節の動きや働きが低下する結果、周りの筋肉が損傷して痛みが引き起こされます。  腰が前に反った姿勢では、同時に背中が丸くなり、首は前に突き出るので、背中や首の痛み、頭痛の原因にもなります。椎間板を傷め、足にしびれや痛みが出ることもあります。  近年は、ストレスと痛みの関係が研究により証明されています。特に初めての妊娠時は、精神的なストレスが腰痛と関係することもあるので、体だけでなく心のケアも大切です。



 どのように治療しますか? カイロプラクティック医師によって治療は異なりますが、私の場合は、動きの悪い関節を矯正し、同時に傷んだ筋肉を治療します。妊娠中は通院が大変で、本格的なエクササイズもできないので、痛みを減らすことに専念します。通院が負担でなければ、定期的な治療もお勧めしています。  治療の際は、うつ伏せに寝てもお腹が圧迫されないように、真ん中が凹んだ特殊な寝台を使います。妊婦さんが座った状態で行う日本独自の矯正方法もあり、臨月の方でも問題なく治療できます。アメリカでは見掛けませんが、お腹に巻く日本独特のさらし(妊婦帯)は、反り腰を支えて腰痛を予防し、体も楽になるので着用をお勧めします。  カイロプラクティック治療は、薬を使わず、レントゲン撮影などの画像検査も必須ではないので、副作用の心配がなく、妊娠中も安心して受けられます。出産後は赤ちゃんを抱いて腰に負担がかかったり、骨盤や背骨の働きが悪くなったりして治療が必要になることもありますが、治療によって痛みの軽減はもちろん、母乳の出が良くなったりと、全身を通して元気になられる方が多いです。 



生理痛を緩和する治療はありますか? 科学的に効果や仕組みが明確に証明されたわけではありませんが、カイロプラクティック治療で生理痛が軽減した例は数多くあります。生理痛の原因は「骨盤のズレ」という話をよく聞きますが、実際はそれほど単純ではありません。食事、ストレス、生活習慣、体の構造的問題のすべての面で、包括的な治療が必要です。婦人科系の疾患がないか、専門医の診察を受けることも重要です。



 ハイヒールと腰痛の関係は? ヒールは、高ければ高いほど体の重心が前に傾き、体を支えようとして腰に負担がかかり、腰痛になりやすくなります。  ただ、ハイヒールを履くことが悪いのではなく、腰痛の原因はむしろ、それに耐えられない体の状態にあります。体幹が弱くて体の安定感がない、背骨の関節がうまく動いていない、筋肉が損傷している、などの可能性があります。  足の裏の筋肉や足の指がうまく働かない場合や、外反母趾など足に構造的な問題がある場合も、ハイヒールを履いたときに腰が不安定になり、腰痛を起こしやすくなります。腰だけでなく、体のどこに痛みの原因があるかを見極めた上で治療することが重要です。



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2012年1月19日木曜日

カイロプラクティック レントゲン

『アメリカのカイロプラクティックではレントゲンを撮ってから治療する』

私も、渡米前の若かりしころはとてもこれに憧れました。

日本ではカイロプラクティックは法制化されていないため、ライセンス、国家資格は存在せず、誰でもがカイロプラクター、整体などなどの名前で開業できてしまいます。

このため日本のカイロプラクティックにはレントゲンは勿論、診断、保険診療などなどもほぼ存在しません。

日本の診療していた頃は、アメリカでカイロプラクターが毎回レントゲンを撮ってから治療に入る事を聞き、憧れすらありました。

『骨をレントゲンで確認し、方向を定めて矯正する』っと言ったイメージですね。


そしてニューヨークでドクターとして開業する現在は....なんとあまりレントゲンを撮っていません。

日本にいた頃と違い撮れるのですが、必要ないので撮らないのです。

理由はいろいろありますが、まずレントゲンでは骨しか写らず、軟部組織、筋肉などの診断は全くできません。

つまり、診断するために必要なく、治療法にも影響を与えないことが多いのです。

そして何とレントゲンで方向を定めて矯正しても全く効果には変わりがないとのリサーチ、研究結果が、
多数あり、矯正の方向を定める為にレントゲンを撮る意味がないのです。

ただ、骨折や骨の変形を疑った場合は診断に必要なので撮ります。

時々『レントゲンは必要ありません』と初めての患者さんに話をすると

『めんどくさがっているのでは?』
と疑われることがありますが、これは誤解です。

必要の無いことはしたくないだけなのです。

日本の患者さんは特に『腰痛の検査ははまずレントゲン』のイメージがありますが、
実はレントゲンで診断ができる腰痛の方が圧倒的に少ないのです。

ということで、アメリカのカイロプラクターはレントゲンを撮る事はできますが(法的に)、
エビデンスベース(科学的な根拠)を基に治療するドクターは常にレントゲンを撮る治療はしていません。

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