2011年9月18日日曜日

ニューヨーク ジャピオン 第一回 ぎっくり腰について

ニューヨークジャピオンの『心と体のメンテナンス』コーナーに腰痛に関しての記事を連載中です。

ニューヨークの方は是非読んでみてください。

第一回

誰にでも起こるぎっくり腰




ぎっくり腰とはどういうものですか?
正式名称は急性腰痛症といい、重い物を持ったりしたときに突然起こる激痛が、一般的にぎっくり腰と呼ばれています。
 一口にぎっくり腰といっても、痛みの現れ方や原因は人によってさまざまで、動けないほどの鋭い痛みが突然起こることがあれば、じわじわ続いていた痛みが、突然激痛に変わることもあります。

ぎっくり腰の原因は何ですか?
椎間板(ついかんばん)ヘルニアや脊椎(せきつい)分離症・すべり症など、いろいろな原因が考えられますが、最も一般的なのは背骨を支える筋肉の損傷です。
 日常生活の運動不足や姿勢不良などにより、体幹(体の軸となる部分、胴体)を支える筋肉と関節のバランスが崩れると、その結果、筋肉が損傷し、それに関連する背骨の関節の動きや機能が低下して痛みが出ます。
 痛みが突然起こるので、特別に原因があると思われがちですが、実は一般的な腰痛の延長で、長い時間をかけて少しずつ傷めていることがほとんどです。ぎっくり腰は誰にでも起こりえますが、長年の疲労が蓄積して筋肉のバランスが崩れやすい30~60代に多く見られます。

どのように診断しますか?
問診、整形外科的検査、触診、レントゲンやMRI(核磁気共鳴画像法)などの画像診断の結果を、総合的に評価して行います。
 問診では、どこがどのように、いつ痛いか、痛みのほかにどのような症状があるかなどを質問します。体重が減っている、夜中に痛くて目が覚める、尿の出が悪い、などの症状がある場合は、内臓疾患が原因の可能性があります。カイロプラクティック医師は、筋肉や骨格系の専門医師なので、専門分野の腰痛かどうかを診断し、必要に応じて内科などのしかるべき専門医を紹介することもあります。また、生活習慣、既往歴、運動歴などに原因が隠れていることもあるので、これらも質問します。
 整形外科的検査では、筋力、知覚、腱(けん)反射、関節可動域などの検査を行い、筋肉、関節、神経の働きや状態を診断します。触診は、筋肉の緊張、背骨の関節の動きなどを探る最も確実な方法です。必要があればレントゲンやMRI検査を行い、骨や椎間板などの状態を確認します。

どのように治療しますか?
カイロプラクティック医師によって治療は異なるのですが、私の場合、動きの悪い関節は日本の整体とカイロプラクティックを組み合わせた方法で矯正を行います。
 筋肉は、アクティブリリース(ART)とグラストン・テクニックという方法を用いて治療します。これらは、オリンピック選手にも使われている大変効果的な治療法です。その後、原因となる生活習慣の改善に取り組み、筋肉のバランスを整え、鍛えるためのエクササイズを指導します。このエクササイズは、体全体の筋肉をコーディネートしてうまく使えるようにするもので、損傷した筋肉や、弱い筋肉を矯正し、機能を正常化する効果があります。
 治療の最終的なゴールは、症状の原因、診断、治療、正しい生活習慣、エクササイズを患者さんが理解し、症状を自分でコントロールできるようにすることです。

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